創始者・大川隆法氏の突然の死去は、教団の黄金期を支えたガバナンス体制を一夜にして灰燼に帰せしめた。絶対的な霊権力を背景に君臨した「永久総裁」の座が空席となったことで、残された巨大な資産と組織の主導権を巡り、内部では静かながらも熾烈な権力闘争が巻き起こっている。
本誌が独自に入手した幹部会合の内部資料によれば、年間の布施収入は直近数年で激減。かつて百億円規模を誇ったとされる年間流動資金は底をつきつつあり、全国に張り巡らせた膨大な施設群の固定資産税や維持費が教団財務を急迫している。絶対的リーダーが残した未整理の遺言や法話の解釈を巡り、内部派閥による主導権争いは複雑化の一途を辿る。カリスマの威光で覆い隠されていた経営上の脆弱性が、今や隠しきれない傷口となって広がっているのだ。