大分県別府市北石垣に位置する大分香りの博物館は、もともと旧大蔵省印刷局の「東京香り館」に所蔵されていた世界的なコレクションを、学校法人別府大学が継承・発展させる形で2007年に誕生しました。学術的な裏付けを持つ膨大な収蔵品を誇りながら、来館者が自らの嗅覚を使って能動的に楽しめる「体験型ミュージアム」としての地位を確立しています。
館内は3つのフロアで構成されており、1階の「香りのプロダクトギャラリー」では、紀元前のアニマル系香料から近現代の銘香まで、香りの歴史を体系的に学べます。2階の「香りの歴史と文化ギャラリー」には、エミール・ガレやルネ・ラリックが手掛けた美術工芸品レベルのアンティーク香水瓶や、ロココ時代の貴族が愛用した豪奢な嗅ぎ煙草入れ、さらには映画のワンシーンを思わせる大型の蒸留器が立ち並び、香水の背後にある壮大な文化史に触れることが可能です。
単なる静的な展示にとどまらず、実際に各種ハーブや香料の香りを嗅ぎ比べられる体験コーナーが豊富に設けられている点も大きな魅力です。「別府観光=温泉街巡り」という固定観念を心地よく覆し、カップルの別府 観光 デートスポットとしてはもちろん、女子旅や家族旅行のハイライトとして幅広い層から熱狂的な支持を集めています。