ナショナル・リーグ西地区の覇権争いを語る上で、サンディエゴ・パドレスの存在を外すことはできない。その中心に君臨するのが、百戦錬磨のベテラン右腕、ダルビッシュ有だ。多彩な球種をミリ単位で操る投球術と、試合の流れを支配する戦術眼は円熟味を増している。
ドジャースとの直接対決は、単なる1勝以上の意味を持つ。162試合におよぶ過酷なMLBレギュラーシーズンにおいて、同地区ライバルを叩くことはポストシーズン進出への最短ルートだ。ダルビッシュが大谷や山本の前に立ち塞がる瞬間、スタジアムの空気は一瞬で張り詰める。
打線の援護を背に、マウンドで息を整える背番号11。世代を超えた日本人トップ選手同士のプライドがぶつかり合うマッチアップは、今季も間違いなくハイライトを彩る。