大谷の活躍が生み出す波及効果は、グラウンドの内側にとどまらない。日本国内のみならず、北米やアジア全域を巻き込んだ広告契約、グッズの売上、球場周辺の観光需要など、プロスポーツ産業全体に数千億円規模の経済循環を生み出している。
特に顕著なのがグローバルな視聴者層の拡大だ。日本企業の看板広告がドジャー・スタジアムのバックネット裏を飾り、日米のスポンサーシップ市場はこれまでにない活況を呈している。アスリート個人のブランド力が、ここまでの巨大な商業的価値を牽引する事例は、世界のスポーツビジネス史においても極めて稀有な現象と言える。