北米市場における日本企業の存在感は、ここ数年で劇的な変容を遂げた。その最大の動因が、ロサンゼルス・ドジャースに集結した日本人スターたちの規格外の活躍だ。打席に立つ大谷翔平、マウンドで圧倒的なピッチングを見せる山本由伸。二人の一挙手一投足が日米のテレビ中継やSNSを通じて全世界へ拡散されるため、彼らの背後やバックネット裏に露出する広告価値は跳ね上がった。
従来、北米プロスポーツへの協賛は現地に拠点を置くグローバルメガ企業が主流だった。しかし今、日本の大手ブランドが数億から数十億円規模の巨額投資を決断している。現地スタジアムのプレミアム看板枠は常に満杯状態。一過性のブームではなく、明確な投資対効果が見込めるマーケティング投資として、日米のビジネス界で極めて高く評価されている。