大谷選手の温和な笑顔の裏側には、プロのアスリートの中でも群を抜く凄まじい負けず嫌いな一面が潜んでいます。チームメイトとのゲーム対決や移動中のトランプ、練習中の些細な勝負であっても、負けると本気で悔しがり、勝つまでやり直そうとするエピソードには事欠きません。
この強烈な競争心は、逆境に立たされたときのメンタルの強さに直結しています。肘の手術や長期のリハビリ、移籍に伴う重圧、さらには想定外のトラブルに直面した際にも、感情を乱すことなく「今、自分にできる最善の準備」に淡々と集中し続けました。
不調時や判定への不満があってもグラウンドで感情を荒げることは滅多にありませんが、三振を喫した際に見せる悔しげな表情や、好機で放った一打の後の雄叫びには、内に秘めた激しい闘志が溢れ出ています。感情をコントロールする理性と、燃え盛る闘争心の両立こそが、彼の圧倒的な精神的支柱となっています。