アイアトン氏の経歴を語る上で欠かせないのが、アスリートとしての確かな実績と、極めて優秀な学業成績です。高校時代はハワイの名門ミッド・パシフィック・インスティテュートへ留学し、野球部で主力として活躍。その後、米国の名門リベラルアーツカレッジであるオクシデンタル・カレッジを経て、カリフォルニア州のメンロー・カレッジ(Menlo College)へ編入しました。
大学時代は野球部のキャプテン兼内野手としてチームを牽引する傍ら、学業においても飛び抜けた成果を残し、大学を首席(Valedictorian)クラスの最優秀成績で卒業するという快挙を成し遂げています。まさに絵に描いたような文武両道を体現した人物です。
さらに注目すべきは、母のルーツであるフィリピンの代表権を行使し、2012年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選にフィリピン代表選手として出場した事実です。プロ選手を目指してテキサス・レンジャーズ傘下のマイナー組織(ルーキーリーグ)でトライアウトを受け、プロ契約を結んでプレーした経験も持っています。選手としての限界を悟り現役を引退した後は、2013年WBCで侍ジャパン(日本代表)の打撃投手兼スタッフを務めるなど、早くから国際舞台の現場で経験を積み重ねていました。