二人の出会いの契機については、大谷選手自身が雑誌『Sports Graphic Number』の独占インタビューなどで率直に語っています。最初の接点は、トップアスリートたちが集まる東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターなどの練習施設の廊下でのすれ違いでした。
大谷選手は「練習施設ですれ違った時に挨拶をしたのが最初」「彼女は覚えていなかったみたいですが、僕は覚えていた」と回想しています。その後、共通の知人を介して連絡を取り合うようになり、本格的な交際へと発展しました。当時、大谷選手はシーズン中で渡米しており、真美子さんも日本で実業団選手として多忙な日々を送っていたため、交際初期は主に電話やオンライン通話を通じて心の距離を縮めていったとされています。互いに時間を合わせて同じドラマや映画を同時に再生しながら会話を楽しむなど、派手さとは無縁の温かな関係性を育んでいました。
大谷選手が明かした結婚の決め手は、極めて本質的なものでした。「一緒にいて落ち着く」「一人でいる時と変わらない空気感で過ごせる」という言葉に代表されるように、過度な気遣いや虚飾を必要としない波長の合致が最大の理由でした。また、食の好みや笑いのツボ、生活リズムに対する感覚が驚くほど一致していたことも、20代という若さで世界の頂点に立つ大谷選手にとって、生涯の伴侶を決断する決定打となったのです。