大黒摩季を語る上で外せないのが、過酷な試練を乗り越えたボーカリストとしての強靭さです。重度の子宮疾患による活動休止と手術を経て、2016年に見事な復活を果たした彼女ですが、大黒摩季の現在の歌唱力はデビュー30周年を超えてなお進化を続けています。
公式チャンネルや映像作品で確認できる近年の『あぁ』のライブ映像では、90年代のハイトーンのキレに加え、人生経験を重ねたからこそ出せる中低音の豊かな響きと説得力が際立ちます。シャウト一つひとつに魂が込められ、原曲以上にエモーショナルに歌い上げる姿は圧巻の一言。身体のメンテナンスと発声の見直しを徹底したことで、2026年のステージでもパワフルなロングトーンを響かせ、客席を圧倒しています。