Q1:大黒様と恵比寿様は、どちらか片方だけを祀ってもご利益はありますか?
A1:片方だけでも全く失礼には当たらず、ご利益を授かることは可能です。農業関係者や大地・不動産に携わる方が大黒様を単独で祀ったり、漁業・市場関係者や小売店舗が恵比寿様のみを熱心に祀ったりする事例は全国に数多くあります。ただし、両方を並べて祀ることで「生産」と「流通」、「蓄財」と「売上」の両面が調和するため、商家や一般家庭では一対で祀ることが推奨されてきた経緯があります。
Q2:置物を置く場所として絶対に避けるべきNGな場所はどこですか?
A2:人が見下ろすような「床への直置き」や「座ったときの目線より低い位置」、トイレの壁の真裏、寝室で足先が向く位置などは厳禁です。また、人がその下を頻繁にくぐるドアや鴨居の直上、騒音の激しい家電機器の真上も神聖な気を乱すため適しません。清浄で明るく、家族や従業員が日常的に敬意を払える高い場所を選定してください。
Q3:大黒様と恵比寿様のお供え物は、それぞれ別のものを準備すべきですか?
A3:基本的に共通で構いません。米、水、塩、酒(二口)が基本の供物です。もし特別なお供えをする場合、大黒様には大好物とされる「二股大根」や小豆餅、恵比寿様には「真鯛」や尾頭付きの魚、旬の野菜をお供えすると大変喜ばれるとされています。お供えしたものは放置せず、神仏の力を分けていただく意味で、同日中にお下がりとして美味しくいただくのが正しい作法です。
Q4:古くなった置物を処分したい場合、どうすればよいですか?
A4:ゴミとして一般廃棄するのは絶対に避けてください。神社やお寺に相談し、「お焚き上げ(古神札納所)」を依頼するのが正しい手順です。社寺で魂入れ(開眼供養)をしていただいた像であれば、魂抜きの神事・法要を経てから納めます。長年家や店を守っていただいた感謝を込め、初穂料を添えて納めるのが礼儀です。