どれほど館全体の構造が変わろうとも、池袋西武の心臓部であり続ける場所がある。地下1階・地下2階に広がるデパ地下だ。「おかず市場」をはじめとする食の集積地は、日本国内でも屈指の売上規模と熱気を誇り続けてきた。今回のリニューアルにおいても、食のエリアは最も慎重かつ大胆にアップデートが進められている。
スイーツ&ギフトエリアには、日本初上陸となる気鋭のパティスリーや、老舗和菓子舗の新業態が続々とラインナップされた。ショーケースが並ぶ通路は以前よりも通路幅が拡張され、ベビーカーやスーツケースを引く買い物客でもストレスなく選べるユニバーサルデザインが採用されている。夕方の混雑ピーク時でも、視認性の高いデジタルサイネージが各ショップの待機列をリアルタイムで案内する。
惣菜・生鮮食品ゾーンでは、手軽な日常使いのデリから専門店の本格オードブルまで、即食需要に応えるラインナップが一段と強化された。池袋駅の改札から直結するアクセスの良さも手伝い、仕事帰りのクイックな買い物から特別な記念日のディナー調達まで、都市生活者の胃袋を掴んで離さない。