大久野島のうさぎ持ち帰りは犯罪?捕獲禁止の法的罰則と現在の真相

大久野島のうさぎ持ち帰りは犯罪?捕獲禁止の法的罰則と現在の真相

大久野島のうさぎ持ち帰りは犯罪?捕獲禁止の法的罰則と現在の真相の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

大久野島を訪れる際、島内各所や休暇村大久野島の案内板、フェリー乗り場(忠海港・盛港)で執拗なまでに呼びかけられている注意事項があります。観光客の何気ない行為が、うさぎにとって致命傷になるからです。

もっとも厳しく禁じられているのが「うさぎの抱っこ禁止」です。うさぎの骨格は鳥類のように極めて薄く軽量にできており、全体重に占める骨の割合はわずか7〜8%程度しかありません。抱き上げられたうさぎがパニックを起こして手の中で暴れた瞬間、自らの筋肉の力だけで脊椎を骨折したり、人間の腕から地面に落下して頭蓋骨や四肢を粉砕骨折したりします。島内で後ろ足を引きずっている個体の多くは、観光客による無理な抱っこや落下事故の後遺症です。

もう一つの重大な社会問題が「うさぎの遺棄(持ち込み)禁止」です。家庭で飼えなくなったペットのうさぎを、「大久野島なら仲間がたくさんいて幸せに暮らせるはずだ」と身勝手に島へ捨てていく悪質な飼い主が存在します。

しかし、これは完全な妄想であり、動物愛護管理法違反(1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)に問われる犯罪です。ケージの中で人工飼料を食べて育った家庭飼育のうさぎは、外敵を避ける術も、自然の草を消化する腸内細菌叢も持ち合わせていません。島に放された瞬間、野生個体から猛烈な縄張り攻撃を受けて皮膚を裂かれ、カラスなどの天敵に狙われ、数日足らずで無残に命を落とします。さらに、持ち込まれた個体が外来の病原菌を持ち込むことで、島全体のうさぎを絶滅の危機に瀕させる恐れすらあります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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