大林素子の原点は、言わずと知れた名門チーム・日立ベルフィーユにある。昭和から平成へと移り変わる激動の時代、日本の女子バレーボール界を背負って立ち、セッターの中田久美らと共に数々の激闘を繰り広げた。ソウル、バルセロナオリンピック、そしてアトランタと3大会連続で五輪の舞台に立った経験は、彼女の人生の強固な土台となっている。
日本バレーボール協会の活動や解説者としても長年貢献してきた彼女だが、現役時代はまさにバレーボール漬けの毎日だった。「恋愛をする暇など1秒もなかった」と振り返るほど、青春のすべてをコートに捧げた。そのストイックなアスリート精神は、現在の仕事に対する向き合い方にも色濃く受け継がれている。