なぜ、成熟した女性たちの肉体はこれほどまでに人々を惹きつけてやまないのか。そこには、若年層のアイコンにはない「物語の重み」が存在する。生きてきた時間、乗り越えてきた葛藤、そして手に入れた揺るぎない自信が、佇まいそのものに滲み出ているからだ。
欠点のない陶器のような若さよりも、時の流れを受け入れながら磨き上げられたフォルムにこそ、抗いがたい人間的魅力が宿る。消費されるだけの記号ではなく、一人の自立した大人の表現として鑑賞する――。受け手側の成熟もまた、このブームを底支えしている重要な心理的ファクターである。