大森元貴の家族構成は、父親、母親、2人の兄、そして大森本人の5人家族です。一般家庭であるため両親の具体的な職業や企業名は公表されていませんが、これまでのインタビューから、両親それぞれの人物像と音楽への関わり方が見えてきます。
父親は大変な音楽好きで、家庭内には常に上質な音楽が流れていました。ブラックミュージックやサウル、ファンク、ザ・ビートルズなどの洋楽スタンダードが大森の日常的なBGMであり、物心つく前から無意識のうちに高度なグルーヴ感やポップネスを体内に吸収していたと本人が述懐しています。大森が書く楽曲のコード進行の美しさやファンキーなベースラインの妙味は、父親が愛聴していたレコードの記憶と深く結びついています。
一方、母親は大森にとって最大の「心理的防波堤」でした。中学時代に学校へ行けなくなった際、無理やり登校を強いるようなことは一切せず、「家にいるなら好きなことをしなさい」と見守り続けたといいます。世間体を気にして子どもを追い詰める親も少なくない中、母親のこの寛容さは、大森の自己肯定感を守る上で決定的な役割を果たしました。
後にMrs. GREEN APPLEがメジャーデビューを果たし、アリーナツアーやレコード大賞を獲得するトップアーティストへと駆け上がった際も、母親は大森の体調やメンタルを一番に気遣い、変わらぬ愛情を注ぎ続けていることが語られています。才能を型にはめず、ありのままを受容した両親のスタンスが、唯一無二の表現者を育てる土壌となりました。