大相撲の長い歴史の中で、最も多くの金星を狩り獲った「金星ハンター」として語り継がれているのが、元関脇の安芸乃島勝巳(現・高田川親方)です。安芸乃島が打ち立てた通算16個の金星獲得記録は、未だ誰にも破られていない不滅の金字塔となっています。
安芸乃島が現役として活躍した平成初期は、千代の富士、北勝海、大乃国、旭富士の「4横綱時代」から、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸へと続く大相撲の黄金期でした。立ち合いの鋭い出足と職人技のような左おっつけを武器に、名だたる大横綱たちを次々と撃破。三役に定着する実力を持ちながらも平幕に落ちる時期が適度にあったことが、皮肉にも16個という天文学的な記録を生み出す背景となりました。
歴代の金星獲得ランキング上位には、個性豊かな実力派力士たちが名を連ねています。
- 1位:安芸乃島 勝巳(16個)――千代の富士から武蔵丸まで、名横綱を軒並み撃破した大横綱キラー。
- 2位:貴闘力 忠茂(14個)――驚異的な突っ張りと闘志で横綱陣を震え上がらせた武闘派。
- 3位:栃乃洋 泰一(12個)/高見山 大五郎(12個)――重厚な取り口と巨体で長期にわたり上位を苦しめた名力士。
2026年現在の現代大相撲においても、絶対王者である横綱に若手・中堅の平幕力士が立ち向かい、館内総立ちの金星を奪取する場面は本場所最大のハイライトとして熱い視線を集めています。