大相撲の格付け全10階級と給料格差!関取と幕下の天と地を徹底解剖

大相撲の格付け全10階級と給料格差!関取と幕下の天と地を徹底解剖

大相撲の格付け全10階級と給料格差!関取と幕下の天と地を徹底解剖に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

経済面だけでなく、日常生活における「待遇や権利」も、十両昇進を境にして劇的に変化します。大相撲の歴史が培ってきた階級社会のリアルは、土俵の外側にこそ色濃く現れています。

1. 髷(まげ)の結い方:大銀杏を結える階級とその理由

本場所の土俵で力士が見せる華麗なヘアスタイル「大銀杏(おおいちょう)」。実は、大銀杏を結うことが日常的に許されるのは十両以上の関取のみです。幕下以下の力士は、原則として先端を丸めないシンプルな「丁髷(ちょんまげ)」しか結うことができません(十両との対戦時や弓取り式を務める際など、特別な例外を除く)。大銀杏は単なる髪型ではなく、江戸時代から続く「一人前の武士・プロ力士」の証として厳格に管理されています。

2. 付け人の人数と身の回りの世話

関取になると、部屋の幕下以下の力士が「付け人」として配置され、身の回りの世話や稽古の準備、巡業の荷物持ちを担当します。階級別の付け人数の目安は以下の通りです。

  • 横綱:3〜5名前後(付け人頭を含め、手厚い体制)
  • 大関:2〜3名前後
  • 三役・幕内平幕:1〜2名前後
  • 十両:1名
  • 幕下以下:ゼロ(自らが関取の付け人として雑務を担う)

元関取たちの自著や特番インタビューでは、「十両から幕下に落ちた翌日、自分の荷物を自分で持ち、昨日まで付け人だった後輩にちゃんこを給仕する屈辱に涙した」という証言が数多く語られています。この厳罰的な落差こそが、力士たちの闘争心を極限まで駆り立てる原動力となっています。

3. 部屋の住環境と移動手段の格差

関取になれば、相撲部屋内で「個室」が与えられ、プライベート空間が確保されます。結婚して部屋の外に居を構える(通い力士になる)権利も十両以上で初めて認められます。対して幕下以下は、大部屋での雑魚寝生活が基本です。また、地方巡業や本場所移動の際、関取は新幹線グリーン車や飛行機のプレミアムクラスが手配されるのに対し、幕下以下は普通車の自由席や巡業バスでの長時間移動となります。

森 瞳
著者

森 瞳

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。