就職活動の現場で長年議論されている「学歴フィルター」は、平均年収の格差を生み出す最初の選別装置として機能しています。SNSや匿名掲示板では大学別平均年収ネットの反応と評判として、「結局学歴社会なのか」「努力の差だから妥当」という肯定派と、「フィルターで門前払いされる不公平さ」を訴える否定派の間で激しい議論が交わされています。
実際にメガバンクの元人事担当者や大手人材紹介コンサルタントへの取材からは、選考プロセスにおける生々しい実態が浮かび上がります。
「プレエントリー数が数万規模にのぼる大手企業において、ES(エントリーシート)をすべて人間が読むことは不可能です。大学群ごとに説明会の予約枠やWebテストの通過基準を意図的に設定しているのは公然の秘密。学歴は『一定水準の論理的思考力と、受験期に努力を継続できた証明』として最も効率的な初期スクリーニング指標になっています」
ここで重要なのは、学歴フィルターと平均年収の実態は単に「内定が出るかどうか」だけに留まらないという点です。入社後の初期配属において、難関大出身者が花形部門(経営企画、海外事業、投資・財務部など)に配属されやすい傾向があるのに対し、中堅大出身者は地方支社や営業現場からのスタートになるケースが少なくありません。この初期配属の差異が、その後の社内昇進スピードや役員登用ルートの選別へと繋がり、40代・50代での年収格差をさらに決定的なものにしていきます。