1982年、日本の芸能界を根底から揺るがす大型オーディション番組、日本テレビ『スター誕生!』。その第34代グランドチャンピオンに輝いた瞬間から、彼女の伝説は幕を開けた。大手事務所ホリプロにスカウトされた彼女は、翌1983年にシングル『ジェームス・ディーン・ジュニア』で鮮烈な歌手デビューを果たす。
フリルのドレスと甘い歌声が王道とされた80年代アイドル全盛期において、ショートカットにシャープな視線、ロックテイストを漂わせる彼女のビジュアルは圧倒的な異彩を放っていた。「媚びない少女」という強烈なアイデンティティは、同世代の女性ファンを中心に熱烈な支持を獲得。アイドルという枠組みを軽々と飛び越え、表現者としての確固たる足場を瞬く間に築き上げた。