第二体育館に関してネット上で散見される「古い施設で設備が整っていない」「死角となる柱がある」といった情報は、過去のイメージに基づく誤解が含まれています。
国立代々木競技場は2019年から2026年にかけて大規模な耐震・設備改修工事を完工。丹下健三氏が遺した象徴的な吊り屋根の意匠を厳格に保存しながら、構造補強、空調設備の全面刷新、LED照明の導入、さらには車いすスペースの拡充といったバリアフリー化が徹底して行われました。現在の館内は空調効率が劇的に改善されており、真夏や真冬のイベントでも快適な観覧環境が維持されています。
また、1本の中央主柱からケーブルで屋根を吊る構造上、客席エリア内には視界を遮る邪魔な柱が一切存在しません。どの角度からでも遮るもののないクリアな視界が確保されている点は、近代アリーナ建築の傑作たる所以です。