代議士とは誰のこと?衆議院議員だけを呼ぶ理由と参議院との違い

代議士とは誰のこと?衆議院議員だけを呼ぶ理由と参議院との違い

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「代議士」という単語は、単なる歴史の遺物ではなく、国会の現役のシステムとして日々機能しています。その象徴が、各政党が衆議院本会議の直前に開催する「代議士会」です。

国会開会中、衆議院本会議が招集される日の昼下がり、各会派の衆議院議員控室では必ず代議士会が開かれます。ここでは、議院運営委員会からの報告や党執行部からの議事説明が行われ、これから始まる本会議での法案に対する賛否の党議拘束が最終確認されます。この会議を「議員会」とは呼ばず、今なお厳格に「代議士会」と呼称します。

一方、参議院では同様の会合を「参議院議員総会」と呼びます。政党内でも組織が完全に分かれており、実務用語としても代議士と参議院議員は明確に区別されています。

また、有権者やメディアにおける政治家の呼び方と使い分けにも暗黙のルールが存在します。

  • 報道機関の原則:公平性を保つため、「〇〇代議士」とは原則表記せず、「〇〇衆院議員」「〇〇参院議員」と記述する。
  • 後援会・支援者の呼び方:地元選挙区では、衆議院議員に対して親しみと敬意を込めて「代議士」と呼ぶケースが極めて一般的。
  • 参議院議員への接遇:参議院議員に対して「代議士」と呼ぶのは誤礼とされるため、「先生」あるいは「〇〇議員」と呼ぶのが永田町の鉄則。
中島 亮太
著者

中島 亮太

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