ダイソーの洗濯用品棚には、粉末タイプだけでなく液体タイプの酸素系漂白剤も並んでいます。同じ「酸素系」という名称が冠されているものの、両者は化学的性質も用途もまったく異なります。
粉末タイプの主成分である過炭酸ナトリウムは、水に溶けると弱アルカリ性を示します。弱アルカリ性は皮脂汚れや油分を中和・乳化させる働きがあり、繊維の奥に染み付いた頑固な汚れを剥がし取る強力な漂白・消臭力を発揮します。ただし、アルカリ性に弱いデリケートな素材(ウールやシルクなど)には使えません。
対する液体タイプの主成分は過酸化水素水であり、液性は弱酸性に調整されています。液体のメリットは、ウールやシルクなどの動物性繊維や色柄物にも安心して使えるマイルドさにあります。しかし、漂白力そのものは粉末タイプに比べて著しく穏やかです。「シャツのエリ袖の黄ばみを一掃したい」「洗濯槽のカビを徹底的に剥がしたい」という目的であれば、迷わず粉末タイプを選択するのが鉄則です。