園芸売場でひときわ目を引く「よりどり2袋で100円(税込110円)」という価格設定。1袋あたり実質55円という設定に対し、「安かろう悪かろうではないか」と疑う声はネット上でも散見されます。しかし、農林水産省が定める種苗法に基づく表示基準を確認すると、その不安が杞憂であることが分かります。
ダイソーで販売されている種袋の裏面には、生産地、有効期限、薬剤処理の有無に加え、公式な「発芽率」が明記されています。主要な葉物野菜や果菜類の表記を確認すると、小松菜やサニーレタスで80%以上、ミニトマトや枝豆でも75%以上と記載されており、大手種苗メーカーがホームセンター等で販売する小袋(1袋200〜400円前後)と同水準の検査基準をクリアしています。
編集部による実際の播種検証でも、適切な温度管理と給水を行った場合、播種後3〜5日で良好な発芽が確認されています。「ダイソーの種だから発芽しない」のではなく、発芽率を左右する主因は「播種時期の気温」「覆土の深さ」「水分管理」という栽培環境の側にあるのです。