発生から7年が経過した2016年12月、事件は突如として終結へと向かう。捜査線上に浮上したのは、事件発覚直後の2009年11月初旬に山口県内の高速道路で交通事故死していた男、矢野富栄(当時33歳)だった。
男の遺品として押収されていたデジタルカメラやUSBメモリを最新技術で復元したところ、削除されていた平岡さんの画像データや犯行に関わる複数の衝撃的な写真が検出された。被疑者死亡のまま書類送検という形にはなったものの、デジタルデータの物証が決定打となり、長年の謎はついに解明された。容疑者死亡というやり場のない現実を前に、関係者の間には深い脱力感と切なさが広がった。