徳川女刑罰史が暴く禁断の狂気!東映カルト怪作の全貌と残酷美学

徳川女刑罰史が暴く禁断の狂気!東映カルト怪作の全貌と残酷美学

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本作が世に放たれた際、映画倫理機構(映倫)をはじめとする各方面から巻き起こった反発は凄まじいものだった。牛裂き、石抱き、釜茹で、水責めといった江戸時代の凄惨な刑罰を、生々しいリアリズムと虚構のケレン味を交えて再現した映像は、観る者の神経を直接逆撫でする。

だが、単なる猟奇趣味にとどまらないのがこの作品の底知れなさだ。封建社会における徹底的な身分制度と女性蔑視、そして権力構造が孕む理不尽さ。極限の状況下で肉体を痛めつけられる人間たちの姿は、そのまま体制の歪みに対する強烈なパロディとして機能している。当時の観客が覚えた悪寒は、歴史の闇に埋もれた残酷な構造そのものを目撃したことによるものだった。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。