「夜行バスは移動時間が長すぎて非効率だ」という意見がネット上で散見されますが、これは単に移動時間(時計上の数字)だけを比較した短絡的な見方と言わざるを得ません。トータルコストと有効時間を立体的に検証すると、夜行バスならではの明確な優位性が浮かび上がります。
徳島〜東京間を航空機(徳島阿波おどり空港〜羽田空港)で移動する場合、飛行時間は約1時間15分ですが、空港までのアクセス、保安検査、都心への移動を含めると実質3時間半〜4時間を要し、片道運賃も早期購入で15,000円前後、直前では30,000円を超えます。新幹線(徳島から高松または岡山経由)を利用した場合は約5時間半〜6時間かかり、片道約18,000円〜20,000円が必要です。
一方、夜行バスは移動時間そのものは約9時間半かかるものの、「深夜の睡眠時間を移動に充てるため活動可能時間を削らない」こと、そして「東京での宿泊費1泊分(都内相場:10,000円〜18,000円)が浮く」という構造的アドバンテージがあります。実質的な経済効果で比較した場合、夜行バスは新幹線や飛行機の半額以下のトータルコストで移動を成立させているのです。
なお、2026年の高速バス運行状況に関しては、明石海峡大橋や東名・新東名高速道路の気象条件・集中工事に伴う迂回運行情報などが各社公式アプリやLINEでリアルタイム配信される仕組みが整っています。台風や大雪などの荒天時を除き、定時運行率は極めて高い水準で維持されています。