スノーモンキーパークを訪れる際、初心者が最も陥りやすい罠が「遊歩道の過酷さ」です。最寄りのバス停(上林温泉)や公苑専用駐車場から苑内入口までは、片道約1.6km、徒歩で約30〜40分の未舗装の山道(林道)を歩き続けなければなりません。
冬の遊歩道は、新雪が踏み固められてツルツルの圧雪・凍結路面(アイスバーン)と化します。現場の観察取材では、スニーカーやヒール靴、革靴で訪れた観光客が滑って転倒し、怪我を負う場面が日常茶飯事となっています。
氷点下環境で後悔しないための冬の服装・持ち物のチェックリストは以下の通りです。
足元には防寒・防水仕様のスノーブーツ、または深い溝のあるトレッキングシューズが必須です。靴底に装着する簡易型の金属製アイゼン(滑り止めスパイク)を持参すると、凍結した下り坂での転倒リスクを劇的に低減できます(上林温泉の案内所などでレンタルや購入も可能)。
上半身は吸湿速乾性インナーの上にフリースやセーターを着込み、外側に防風・防水性に優れたダウンジャケットやスキーウェアを重ねるレイヤリングが鉄則です。寒さでスマートフォンのバッテリー残量が急激にゼロになる現象が多発するため、モバイルバッテリーとカイロは肌身離さず内ポケットに入れて携行してください。また、サルはビニール袋の音を「エサを持っている」と誤認して飛びついてくる習性があるため、手荷物はすべてリュックサックに収納し、両手を完全に空けておくことが安全管理の基本です。