郡山におけるランチの質的向上は、料理人個人の努力だけに留まらない。品川萬里市長が率いる市政のもと、官民一体となって進められてきた「こおりやま食のブランド推進事業」が着実に実を結んでいる。郡山商工会議所や一般社団法人郡山市観光協会が音頭を取り、最高級ブランド米「あさか舞」や伝統野菜、さらには全国屈指の生産量を誇る「鯉」を使った創作メニューの開発が加速した。
かつては夜の宴席や冠婚葬祭で親しまれていた郷土の味や高級食材が、いまや手頃なランチセットとしてカジュアルに再定義されている。地産地消の循環が街の経済を潤し、昼の食卓をより豊かに彩る好循環が生まれているのだ。