日本サッカー協会は近年、トレセン制度の改定を絶え間なく行っている。過度な勝利至上主義を排除し、より多くの選手にチャンスを与えるためのブロック開催の拡充や、映像解析技術を活用したフィードバックの導入が進む。
世界基準で見れば、12歳という年齢はすでにプロの育成組織で熾烈なふるい落としが行われる段階だ。日本独自のトレセンシステムは、学校部活動とクラブチームという異なる環境の選手を一元的に評価・育成できる世界的にも珍しい強みを持つ。
選ばれたメンバーは慢心することなく、さらなる高みを目指す。惜しくも届かなかった選手は自らの弱点と向き合い、次の機会を狙う。この循環が続く限り、日本サッカーの育成層の分厚さは失われない。