鹿児島県で生まれ育った二人の運命が大きく動いたのは、2011年の「東宝シンデレラ」オーディションだった。当時、妹の萌歌が史上最年少の10歳でグランプリに輝き、姉の萌音も審査員特別賞を受賞。姉妹揃って脚光を浴びるという衝撃的な芸能界デビューを果たした。
しかし、そこからのアプローチは対照的だ。萌音は素朴で誠実なキャラクターを武器に、人間の内面の機微を丁寧に演じ切るスタイルを確立。一方の萌歌は、少年っぽさと神秘性を併せ持つ稀有な存在感で、エッジの効いた役柄からコミカルな役まで軽やかにこなしてみせた。事務所の先輩たちが築いた伝統を受け継ぎつつも、自分たちの足で全く異なる山を登り続けている。