どのような仕込みがなされた革であっても、適切なケアの有無で寿命は倍以上変わる。それぞれの特性に合わせたメンテナンス手法を理解しておくことが不可欠だ。
リーベルのメンテナンス:保湿と保護の調和
リーベルは乾燥に弱い。半年に1回程度、保革用の専用レザークリームを薄く塗り伸ばす作業が推奨される。乾燥が進むと革の柔軟性が失われ、ひび割れの原因となるからだ。また、直射日光が当たる場所を避ける配置の工夫も、急激な退色を防ぐために効果的である。
プントのメンテナンス:簡便な日常清掃
プントの手入れは極めてシンプルだ。基本的には柔らかい乾拭き、または固く絞った濡れ雑巾での拭き上げで十分である。顔料層があるためクリームの浸透は遅いが、汚れが目立つ場合は専用クリーナーを柔らかい布につけてやさしく落とすと良い。過剰なオイル塗布は逆に表面のベタつきを生むため避けるべきだ。