新しい施策の立案や業務マニュアルの作成において、言葉の定義を明確にするための実践的なアプローチは確立されています。論理学で用いられる伝統的な定義の手法をビジネスに応用した4つのステップを紹介します。
ステップ1:上位概念(類)を特定する
定義したい対象が、どのグループに属しているかを特定します。例えば「スマートウォッチ」を定義する場合、上位概念は「腕時計」または「電子機器」になります。
ステップ2:他との差異(種差)を洗い出す
同じグループに属する他のものと、どこが違うのかを明確にします。「従来の腕時計とは異なり、スマートフォンと連携して生体データの測定や通信通知を行う機能を持つ」という特徴がこれに該当します。
ステップ3:過不足がないか検証する
定義が広すぎて関係ないものまで含まれていないか、あるいは狭すぎて本来含むべきものが除外されていないかを確認します。
ステップ4:簡潔な1文に落とし込む
「スマートウォッチとは、スマートフォンと連動して通信や健康管理などのデータ処理を行う多機能型腕時計である」とまとめることで、過不足のない定義が完成します。