中途採用の書類選考や面接を行う採用責任者の現場観察によると、「携わる」という言葉の使い方ひとつで、応募者の実務能力に対する評価が二極化しています。
大手IT企業や製造業の人事担当者を対象とした実務ヒアリングでは、次のような指摘が相次いでいます。
「職務経歴書に『大型プロジェクトに携わりました』とだけ書かれていると、具体的に何をしたのかが全く見えてきません。メイン担当だったのか、単なる議事録作成係だったのかを測りかねるため、主体的な実績として評価しづらいのが本音です」(大手人材サービス・採用ディレクター)
つまり、「携わる」は便利な言葉である反面、「自分の担当業務と成果を具体化する言葉」をセットで添えなければ、責任逃れの曖昧な表現に見えてしまうというリスクを孕んでいます。
【実践】採用を勝ち取る自己PR例文と履歴書志望動機の書き方
携わる自己PR例文(改善前・改善後)
- NG例:「前職ではECサイトの立ち上げ業務に携わりました。チームと協力して成果を出しました。」(具体性がなく、立ち位置が不明瞭)
- OK例:「前職では、月間100万PV規模のECサイト立ち上げにおいて、UI/UX設計および進行管理の主担当として携わりました。エンジニア5名とデザイナー2名の連携を主導し、リリース遅延ゼロを達成しました。」
携わる履歴書志望動機(実践例文)
「貴社が推進されている再生可能エネルギーの地域分散型プラットフォーム事業に深く共感いたしました。これまで培った法人向けソリューション営業の知見を活かし、地域社会のインフラ刷新に持続可能な形で携わりたいと考え、志望いたしました。」