ディズニー『ダンボ』の残酷な由来と隠された裏テーマを徹底考察

ディズニー『ダンボ』の残酷な由来と隠された裏テーマを徹底考察

ディズニー『ダンボ』の残酷な由来と隠された裏テーマを徹底考察の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

物語の主人公である子象は、最初から祝福された名を与えられたわけではない。母象のジャンボは、溢れる愛情を込めて我が子を「ジャンボ・ジュニア」と呼んだ。しかし、あまりにも巨大な耳を持って生まれた姿を見たサーカス団の仲間たちは、嘲笑とともに彼へ「ダンボ(Dumbo)」という蔑称を叩きつける。

英語の「dumb」という単語には、本来の「口がきけない」という意味のほかに、俗語として「バカ」「間抜け」「愚か者」という極めて侮辱的なニュアンスが含まれている。これに「ジャンボ」の語尾を掛け合わせて生み出されたのが「ダンボ」という名だ。つまり作品タイトルそのものが、差別と悪意から生まれた残酷なレッテルにほかならない。歴史上に実在した伝説的見世物象であるジャンボ(実在の象)の名が力強さのシンボルであったのに対し、そこに侮蔑を塗り重ねた命名の経緯は、集団心理が生む冷酷さを静かに物語っている。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。