事件の展開は、ネットメディアと動画配信プラットフォームを巻き込み、極めて異例のスピードで動きました。主催者のTryHard Japanは2026年8月21日、不同意わいせつと暴行の容疑で男女3名を対象とした告発状を大阪府警泉南警察署に提出・受理されました。
その告発状提出とほぼ同日の8月21日夜、実業家の「青汁王子」こと三崎優太氏のYouTubeチャンネルに、犯行に関与したとされる20代の男性2名(福岡県在住の大学生と大阪府在住の内装業男性)が出演。モザイクなしの顔出し・実名公表という異例の形式で動画が配信されました。
動画内で男性らは、酒に酔った勢いで興奮してしまい、過度な接触をしてしまったと犯行を認め、「DJ SODA様に多大なる苦痛を与えてしまい、大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げて謝罪。動画撮影後、三崎氏に付き添われる形で警視庁代々木警察署へ出頭しました。さらに後日、現場にいた20代の女性1名も同様に事情聴取を受け、計3名が警察の捜査対象となったのです。
世間が厳罰化の行方に注目するなか、事態は2026年11月3日に急展開を迎えます。TryHard JapanおよびDJ SODA側の代理人弁護士から、加害者3名との間で「示談が成立した」旨のプレスリリースが発表されました。
合意内容は極めて特徴的でした。加害者側からDJ SODAに対する「無条件の深い謝罪文」が提出されたことを受け、DJ SODA側は金銭的な賠償金(示談金)を一切求めずに謝罪を受け入れたのです。これに伴い、主催者側は11月1日付で大阪府警への刑事告発を取り下げました。大阪府警は同月、加害者3名を不起訴相当の意見書を付けて書類送検し、最終的に大阪地検が不起訴(起訴猶予)処分を決定。司法上の手続きは一幕を閉じました。