Do As Infinityの歴史を語る上で絶対に外せないのが、デビュー直前の1999年夏から秋にかけて繰り広げられた渋谷ハチ公前での100回におよぶ路上ライブだ。当時、まだ何者でもなかった彼女たちが、雑多な街行く人々を立ち止まらせた最大の原動力こそが、伴都美子の持つ圧倒的な佇まいと歌声だった。
アコースティックギターの音色に乗せて夜空に響き渡る透きとおったボーカルは、都会の喧騒を一瞬で吹き飛ばすほどの強烈な説得力を秘めていた。雨の日も風の日もマイクを握り続けた泥臭い下積み時代。そこで磨かれた現場感と芯の強さが、後のミリオンアーティストとしての骨格を作った。