SNSや大手レビューサイト、掲示板等に寄せられた東京国立博物館の評判とネットの反応を徹底的に検証すると、絶賛の声と同時に、準備不足に起因するリアルな後悔の声が浮き彫りになります。
肯定的な評価として圧倒的に多いのは、展示のスケール感と鑑賞料金の満足度です。「国宝が惜しげもなくガラスケースに入っていて鳥肌が立った」「常設展だけでルーヴル並みの情報量があり、1,000円は安すぎる」といった声が目立ちます。また、谷口吉生建築である法隆寺宝物館について「薄暗い展示室で金銅仏と1対1で向き合える、世界で一番贅沢な瞑想空間」と熱狂的に称賛する投稿も散見されます。
一方で、ネガティブな反応の筆頭に挙げられるのが「足腰の限界」です。「軽い気持ちで入館したら、歩行距離が5キロを超えて翌朝起き上がれなかった」「床が硬く、展示室が広大すぎて途中で鑑賞を断念した」という悲鳴が数多く見られます。これは博物館学で「ミュージアム・ファティーグ(鑑賞疲労)」と呼ばれる現象であり、トーハクの広大さゆえの弊害と言えます。
また、食事や休憩場所に関する不満も少なくありません。本館内のラウンジや東洋館の「ホテルオークラ レストラン ゆりの木」は昼時に1時間待ちの行列ができることがあり、「鑑賞の合間に軽食難民になった」という声もあります。対策として、入館前に食事を済ませておくか、天気の良い日は構内の屋外ベンチやキッチンカーを活用する割り切りが推奨されます。