東京駅と大井町駅のアクセスを考える上で、ネット上の経路検索サービスでは見落とされやすい盲点が3つ存在します。
第1の盲点は、東海道新幹線から大井町駅へ向かう場合の乗り換え駅の選択です。「東京駅への出張だから」と漫然と東京駅行きの新幹線特急券を手配し、東京駅で新幹線を降りて京浜東北線に折り返すケースが見受けられます。しかし、名古屋・新大阪方面から来る場合、手前の「品川駅」で新幹線を下車するのが圧倒的正解です。品川駅から大井町駅まではわずか1駅・3分であり、新幹線品川駅改札から在来線4番線への乗り換えは東京駅よりも移動距離が短く、最低でも15分以上の時間短縮につながります。乗車券の「東京都区内」制度が適用されていれば、品川下車でも追加運賃は不要です。
第2の盲点は、東京駅地下ホーム(総武・横須賀線ホーム)の罠です。乗り換え案内アプリで「横須賀線利用」が表示されることがありますが、東京駅の地下ホームは丸の内・八重洲の地上改札や新幹線ホームから地下5階まで約7〜10分の徒歩移動を要します。地上ホームから京浜東北線に乗る手間と比較すると、大幅なタイムロスとなるため選択肢から外すのが賢明です。
第3の盲点は、深夜帯の終電運行ダイヤです。東京駅から大井町駅へ向かう京浜東北線南行の最終列車は、平日ダイヤでおおむね0時28分頃(蒲田行き最終)に東京駅を発車します。山手線外回りを使って品川経由で帰ろうとすると、接続列車が終了している危険があるため、深夜は寄り道をせず東京駅から京浜東北線南行の最終に直行しなければなりません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
交通行動分析の観点から、利用者の属性や手荷物状況に応じた最適な移動ルートの判断基準を提示します。自身の状況と照らし合わせて選択してください。
▼「京浜東北線(直通)」を選ぶべき人 ・大きなスーツケースや手荷物、ベビーカーを持っている ・乗り換え階段の上り下りや品川駅の混雑を避けたい ・日中帯の「快速」が直近で発車するタイミングに遭遇した ・歩行距離を最小限にして座れる可能性を少しでも高めたい
▼「東海道線+品川乗り換え」を検討してもよい人 ・身軽な手荷物のみで移動している ・東京駅6番線ホームに上がった際、京浜東北線の直近列車まで5分以上間隔が空いている ・7・8番線から東海道線・上野東京ラインが今まさに発車する直前である ・階段ダッシュや駅構内の素早い歩行を厭わず、1〜2分でも早く到着したい