東九州龍谷高校を語るうえで、部活動の生徒や遠方からの入学者を支える「寮生活」の環境と、学園の規律を規定する「校則」の運用実態は、受験生や保護者が最も神経を尖らせるポイントです。ネット上の掲示板やSNSでは「規則が厳格すぎる」「軍隊的ではないか」といった極端な噂が散見されますが、実際の生活様式はどのように運用されているのでしょうか。
まず女子バレーボール部員を中心とするアスリート寮では、確かに毎日のスケジュールが分刻みで定められています。朝の点呼、清掃、合同での朝食、授業後の夜間練習、そして消灯時間に至るまで厳正なタイムマネジメントが行われています。しかし、現場のOGや在校生の証言を紐解くと、そこにあるのは理不尽な懲罰的環境ではなく、「生活習慣の自己管理能力を身体に染み込ませる場」です。私生活の乱れはコート上の集中力低下や怪我に直結するという指導理論のもと、スマートフォンの使用時間や夜間の睡眠時間は厳格に守られています。
校則全般に関しては、私立の仏教系伝統校らしい節度ある基準が保たれています。アルバイトの原則禁止、頭髪や身だしなみに関する定期的なチェック、校内での携帯端末の使用制限などは現在も維持されています。しかし、生徒指導部の関係者によると、かつてのような画一的な押さえつけではなく、社会人や医療従事者として求められる「TPO(時・場所・場合)の分別」を身につけさせる趣旨が丁寧に説明される方針へと移行しています。
また、生徒からの評判が高い要素の一つが制服のデザインです。清楚で気品あるブレザースタイルを採用しており、フォーマルな品格を保ちながらも機能性に優れた設計となっています。「制服を着ることで気持ちが引き締まる」「地元の中津市内でも一目で東龍生とわかり、安心感がある」といった保護者・生徒の肯定的な声が目立ち、学園のアイデンティティとして誇りを持たれています。