大学の撤退に伴い、最も切実な課題として浮上したのがキャンパス再編・跡地利用の問題だ。学生や教職員合わせて数千人規模の人口が流出した群馬県板倉町では、周辺の店舗撤退やアパートの空室化が加速し、地域経済への打撃は計り知れない。
2026年以降に向けた跡地活用策として、民間事業者による医療・福祉施設の誘致、あるいは企業の研究開発センターとしての転用案など、複数の選択肢がテーブルに上っている。町と大学による協議体では、一部施設を地域住民の生涯学習やスポーツ拠点として残す構想も浮上した。だが、約24ヘクタールに及ぶ膨大な敷地の全貌を埋める決定打は未だ模索中であり、行政と地元の懸命な模索が続いている。