東洋のチロル・由布川渓谷の現在と立ち入り禁止の真相【2026最新】

東洋のチロル・由布川渓谷の現在と立ち入り禁止の真相【2026最新】

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ネット上で「由布川渓谷は閉鎖されている」という噂が広まった背景には、2016年の熊本地震および2026年(令和2年)7月豪雨による甚大な被災があります。当時、渓谷へ降りるための主要ルートであった急勾配の階段や遊歩道が土砂崩れや倒木によって激しく損壊し、谷底へのアクセスが完全に遮断された時期がありました。 大分県および由布市、地元観光関係者による懸命な復旧工事と安全対策が進められた結果、椿入口(つばきいりぐち)ルートの遊歩道階段が再整備され、安全に渓谷内へアプローチできる環境が整いました。 一方で、かつて多くの観光客が利用していた猿渡入口(さるわたりいりぐち)ルートについては、斜面の崩落リスクや階段の老朽化対策の観点から、一部区間の通行制限や利用上の注意喚起が続けられています。 「渓谷全体が立ち入り禁止」という認識は誤りですが、「かつてのように全ルートを自由無制限に歩き回れる状態ではない」というのが2026年現在の正確な実情です。谷底は携帯電話の電波が届きにくく、増水時の退避路も限られるため、由布市公式のアナウンスに基づいた安全な指定ルートの利用が厳格に求められています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。