ハイゼットカーゴのジャッキ位置完全解剖!車体破損を防ぐ安全手順

ハイゼットカーゴのジャッキ位置完全解剖!車体破損を防ぐ安全手順

ハイゼットカーゴのジャッキ位置完全解剖!車体破損を防ぐ安全手順の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

軽商用車であるハイゼットカーゴは、最大限の積載空間を確保するためにフレームとフロアパネルが緻密に設計されています。一見すると平らで頑丈そうに見える車体底部ですが、実は補強が施されていない薄板スチール部分が大半を占めています。知識がないまま勘でフロアパンやサイドシル下部にフロアジャッキを当てて持ち上げると、車重約1トン(積載時はさらに増加)の集中荷重に耐えきれず、一瞬で鉄板が陥没します。

現場の整備士から報告される被害例として最も多いのが、サイドシル下部にある合わせ目(通称「耳」「ツバ」)の圧壊です。車載パンタジャッキ用の切り欠きがある位置であっても、ガレージジャッキの平らな鉄製皿で直接持ち上げれば、横方向の力に弱いフランジは簡単に押し潰されます。この部分が潰れると防錆塗装が割れて内部から深刻なサビが進行し、最悪の場合はスライドドアのチリが狂って開閉不能に陥ります。

さらに恐ろしいのが、エンジン真下にあるオイルパンやステアリングギアボックス、AT/CVTケースに誤ってジャッキを当てる事例です。「前側の硬そうな場所に掛けた」という誤認が、エンジンマウントの断裂やオイルパンの圧壊を引き起こし、20万円以上の高額な修理費用へと直結します。ジャッキを当てるべき場所は車体全体で厳密に数カ所しか存在しないという事実を、まずは強く認識しなければなりません。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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