長年親しまれた芝山ドラえもんですが、2004年の『のび太のワンニャン時空伝』をもって監督の座を退きました。ネット上では「体調不良説」や「制作陣との不仲説」といった噂が囁かれたこともありましたが、実際の降板理由は計画的な世代交代です。
2005年春、テレビアニメ『ドラえもん』は声優陣(大山のぶ代氏ら)の一斉交代をはじめ、制作体制全体のフルリニューアルを敢行しました。映画シリーズ25周年の節目となった2004年作品は、旧体制の集大成として位置づけられており、芝山監督も長年の重責を果たして後進にバトンを託す形となったのです。関係者の間でも、長年にわたる過酷な劇場版制作を駆け抜けた名匠の「円満な勇退」として深く記憶されています。