東京都立高等学校の中でも、一橋高校は「定時制高等学校」かつ「単位制高等学校」という二つの柱を融合させた先進的なモデルを展開する。学年ごとの一律な進級規定ではなく、必要な単位を積み上げて卒業資格を得る単位制の導入により、得意分野を伸ばし、苦手科目を自分のペースで克服することが可能だ。
このシステムは、日本の初等中等教育における多様化の象徴的な取り組みとして注目を集めている。不登校経験者のやり直し学習をサポートする習熟度別授業や、基礎学力の定着を図るフォローアップ体制が手厚い。知識の詰め込みではなく、主体的な学びを促す対話型の授業も多く取り入れられており、多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが互いの違いを認め合いながら高め合う土壌が形成されている。