東京都庁第一本庁舎の最上部には、同じ45階の高さに「南展望室」と「北展望室」という2つの独立した空間が鎮座しています。初めて訪れる人が最も直面しやすい「どちらに上ればよいのか」という疑問に対し、フロア構成や営業形態の違いを把握しておくことは極めて重要です。
南展望室は、眺望をじっくり楽しみたい一般観光客向けのメインフロアとして位置づけられています。中央には現代美術家・草間彌生氏が監修・デザインした黄色と黒の水玉模様が印象的な「都庁おもいでピアノ」が設置されており、来訪者が思い思いのメロディを奏でる光景が日常の風景として定着しています。一方の北展望室は、株式会社ノムラメディアスが運営を手掛けるカフェ&ショップ「SOCOCOCO」が展開され、特定の夜間や貸切パーティー利用など柔軟な運用が行われているのが特徴です。
展望室内にあるカフェやレストランなどの飲食スペースについても、近年リニューアルが進められました。軽飲食を楽しみながら東京のビル群を見下ろせる環境が整っており、観光の合間に一息つく憩いの場として機能しています。休室スケジュールが交互に設定されているため、平日に訪問する際は事前に開室カレンダーを確認しておくことで無駄足を防げます。