山田隆夫氏の芸能キャリアは、子役時代からスタートしています。小学5年生のときに劇団に入り、数々のドラマやバラエティに出演。その才能が大きく開花したのが、初代司会者・立川談志氏時代の『笑点』内で放送されていたコーナー「ちびっこ大喜利」でした。
山田氏は機転の利いた回答で頭角を現し、見事に座布団10枚を獲得。その獲得賞品(ご褒美)として結成されたのが、伝説のアイドルグループ「ずうとるび」です。1974年にレコードデビューを果たすと瞬く間に社会現象となり、1975年には『NHK紅白歌合戦』への出場を果たすなど、トップアイドルの座へ駆け上がりました。
しかし、1977年に結婚を機にグループを脱退。その後、タレント活動を模索する中で運命的な転機が訪れます。1984年、5代目司会者である5代目三遊亭圓楽師匠から直接白羽の矢が立ち、松崎真氏の後任として『笑点』の6代目座布団運びに就任したのです。
当時、トップアイドル経験者が裏方同然の座布団運びに就任することには周囲から驚きの声も上がりましたが、山田氏は「圓楽師匠への恩義」と「笑点という舞台への愛着」からこれを快諾。以来、歴代最長記録を更新し続けることになります。