多くの文化人や財界人が居を構える東京都目黒区。その閑静な一角にあって、木村邸の存在感は際立っている。敷地面積はおよそ150坪以上、地上3階・地下1階からなる鉄筋コンクリート造の構造は、高級邸宅建築の粋を集めたモダニズムの傑作だ。
周囲を取り囲むのは、成人男性の背丈を遥かに超える高いコンクリート壁。敷地の傾斜を巧みに活かした設計により、外からは建物内部の気配を一切窺い知ることができない。不動産鑑定士や関係者の証言を総合すると、近年の都心部地価高騰や建築資材・特注設備の価値を踏まえた2026年現在の推定資産価値は、土地・建物を合わせて少なくとも15億円から18億円規模に達すると見られている。
この大豪邸は、単なるステータスシンボルではない。街の景観に溶け込みながらも外部の雑音を完全にシャットアウトする、都市型レジデンスの究極形なのだ。