奨学金の利息計算方法は、「元利均等返済方式」と呼ばれる算出モデルが採用されています。毎月の返済額(元金+利息)が一定になるよう計算される仕組みですが、返済初期ほど支払額の中に占める利息の割合が高く、元金が減りにくい性質を持っています。
具体的な計算は「借入残高 × 年利率 ÷ 12ヶ月」で毎月の利息が算出されます。たとえば、貸与残高が350万円、年利1.2%の場合、初月の利息負担は約3,500円となります。月々の返済額が16,000円だとすると、元金の返済に充てられるのは約12,500円に留まります。
さらに返済総額を押し上げる最大の要因は、15年〜20年という長期の返済期間です。月々の返済負担を軽減するために返済期間が長く設定されている分、利息が発生し続ける期間も長期化します。「毎月真面目に返済しているのに残高が減らない」と感じる正体は、この元利均等返済の初期特性によるものです。