彼の名を一躍全国区にしたのは、大正製薬『リポビタンD』のテレビCMであることは疑いようもない。「ファイト一発!」の掛け声とともに、断崖絶壁や激流の中で見せたダイナミックなアクションは、日本中に大きな勇気と活力を与えた。CG技術が現在ほど発達していなかった時代、現場での撮影はまさに命がけの連続だった。安全索を装着しつつも、実際に過酷な自然環境へ身を投じた撮影エピソードは、今なお語り草となっている。
商品パッケージのイメージを背負いながら、自らの肉体を極限まで研ぎ澄まし続けたプロフェッショナリズム。単なるタレントの枠を超え、ブランドの象徴として長年にわたり強い信頼を築き上げた姿勢は、後のCMタレントたちの大きな規範となった。