10代の彼女を記憶しているファンにとって、その姿は眩しい太陽そのものだった。幾人もの少女たちがしのぎを削るグループアイドル全盛期において、圧倒的なスタイルと華やかな笑顔でフロントを張り続けた日々。だが、スポットライトの裏側では、常に「自分自身の声」を探し求める焦燥感があったという。
「グループの中にいる時は、自分がどう見られているか、どんな役割を求められているかばかりを考えていました。でも、グループを離れて一人でカメラの前に立った時、自分の足元が急に心細くなったんです。自分には何が残っているんだろうって」。当時のインタビューで語った言葉には、華やかな世界の裏にあった切実な戸惑いが滲む。